講演会やセミナー、入学式や卒業式などで演台の横に飾られるお花、演台花に関する特集です。演台花を発注する際の目安や予算、使用するお花の種類、発注方法などについて解説します。
演台花が使われるシーンと目的
入学式、入社式などの式典、講演会やセミナー、シンポジュームやスピーチの場などステージの演台脇に飾られる演台花。ステージ花とも呼ばれたり、花壺に装飾されることが多いため壺花(つぼ花)と呼ばれたりします。正花園ではホールアレンジと呼ぶことも。演台花はゲストや来賓の方がステージ(壇上)に上がり、お話をされるシーンを花で彩る目的に使用されます。
演台花を利用する規模や決まりはあるのか
「ここまでの規模だから演台花が必要だ。」「人数が少ないから演台花はいらない。」などと、イベントの規模や集まる人数に応じて設置の有無が決まるわけではありません。演台花を設置する場合は演台の大きさやステージの大きさとバランスが取れている大きさのものをご用意するのが一般的とされています。
講話者やステージを華やかに、利用される方への敬意にもつながる
式典やイベントなどで遠方からゲストの方をお招きして講演がとり行われたり、代表者や表彰者と呼ばれる方がこれまでの功績を表彰されるケースなど、ステージ上に立つ方へのお祝いを彩る花やその方へ敬意を表すお花として演台花ご利用されることが本意とされています。
演台花の飾り方や種類、予算について
どんな花を演台花に使うと良いのか
一般的に演台花に使用するお花の決まりは特にありません。会場の大きさや演台とお客様との距離などで、使うお花が多少使い分けることはございます。
花径の比較的大きなお花(メイン)
演台花を飾る会場の多くはある程度大きなスペースである場合が多いため、細かい花を入れてもかすんでしまうこともあり、比較的大きなフォルムのお花を使う場合が多いです。またお花の色合いも遠くから見ても目立つように明るい色合いのお花を使用する場合が一般的です。具体的にはユリやダリア、バラやひまわりなどの花径の比較的大きなお花をメインとして使う場合が多いです。
ラインや面を広くとるためのお花やリーフ(サブ)
演台の大きさやご予算などの関係にも左右されますが、華やかに演出し、遠くの人まで華やかさを感じてもらえるよう存在感が求められます。枝物などの高さを出しやすいものや、デルフィニュームやエルムレス、スナップ、ストックなどの線状に花が咲くものをラインフラワーとして使用することが多いです。また、演台花全体を大きく見せたり、お花の美しさを引き出すためにモンステラやドラセナなどのリーフもよく使用されます。
使用する演台の大きさやステージ全体の大きさ、花台(台座)の高さなどによって、演台花を制作する上で必要な要素を正花園スタッフがお客様からお聞きし、これらのお花を組み合わせて演台花を制作させていただきます。
場所や設置方法について
左右どちらに飾るのが一般的か
演台花の飾る位置に関する質問を頂くことがございます。他のサイトなどでも同じような回答を目にすることが多いですが、基本的に左右どちらの側に飾っても決まりは特にありません。日本のステージでは上手(かみて)、下手(しもて)と幕の両側に名前を付けられています。来賓の方などは上手の方に着席されることが多いため、来賓の方からステージを眺める際に演台花が邪魔をして講話者や表彰者の方がお花に隠れてしまう位置は避けるようにすると良いでしょう。また、講演される方が入場される導線ではない側(通り道とは逆)の方向に飾る方がバランスが良いと思われます。
結果的に花台が下手になる方がバランスが良くなりますが、国旗の場所やステージのスクリーン(ホワイトボードなどは下手に置かれることが多い)ため、お花の位置は臨機応変に飾る位置が変わるとお考え下さい。
看板は立てない
演台花は演台に立つ方(ステージに立ち講演をされる方)を引き立たせるためのお花であり、語り手の場所を彩るためのお花ですので、スタンド花に見られるような「祝●●」などの看板を立てることはあまり一般的ではありません。演台花には看板などを立てずにお花だけで飾ることをお勧めいたします。
祝勝会や記念式典など演台花とは別にステージ上の演台の後方にお花を飾る場合があります。その場合はスタンド花を飾り、そこに看板を立ててお祝いを行った方の名前を連ね、ステージ全体を彩る場合がございます。
演台花の種類と予算目安
正花園の演台花ラインナップです。花材に特に決まりはありませんが、花台(台座)がない場合はスタンド花などをお勧めしていおります。
花壺は正花園が準備いたします
演台花に飾るお花はもちろん、特に花坪にご指定がない場合はこちらで花坪をご用意させていただきます。花坪はレンタルです。イベントが終了してから引き上げさせていただきます。費用はかかりません。
花台(台座)が無い場合は独立して立つスタンド花もおすすめ
演台花は演台に立つ方の上半身から顔の高さ(1m~1.5m)にお花が見えるように制作します。そのため、花台の有無によってはバランスが悪くなってしまいます。演台花の高さを保つためにスタンド花をご利用になる場合もございます。スタンド花のご発注は便利な正花園オンラインショップをご利用ください。
式典が終わってからの演台花
式典終了後、懇親会などでの2次利用が可能です
演台花として使用されたお花は懇親会などがある場合はゲストフラワーとして2次利用されることがございます。2次利用をされるときの移動、設置に関しましてはお客様と会場の方とのお話合いで移動のご用意をお願い致します。懇親会の会場が式典会場と隣接していない場合はお花を回収する場所を予め弊社スタッフにお知らせください。
お花は持ち帰り自由です
演台花に飾られているお花のお持ち帰りは原則自由です。ご要望の場合はお花をお持ち帰りやすいように包装紙をこちらで準備させていただきます。お持ち帰り用の袋をご希望の場合は別途袋代を頂いております。また、花壺は回収を致しますのでお持ち帰りにならないようにご注意ください。
回収は正花園にお任せください
施設の方と打合せ後、イベント終了時に回収に伺います。回収の時間指定は可能な限り対応させていただきますが、弊社の都合によりお受けできない場合もございます。
また写真のような器をバスケットで作成し、回収を行わない演台花もご用意できます。飾った後に会社のホールなどにそのままお使いいただけます。
盆栽もご用意いたします(盆栽レンタル)
演台花ではありませんが、松の盆栽を目にすることもあります。正花園では生花の松をご用意することはできませんが、精密に作られた松の盆栽のフェイクをお貸出ししております。
造花盆栽のご利用は予めご予約下さい
造花盆栽のお貸出しに関して、数に限りがございますので、前もってご連絡を頂くようお願い致します。先にご予約を頂いた方から優先しお貸出しをさせていただきます。
盆栽レンタルは金沢市・近郊エリア限定です
宅配便などの輸送中の事故などを防ぐため、盆栽レンタルサービスは金沢市内・近郊エリア限定でのご使用時のみレンタル利用可能とさせていただきます。
造花盆栽のキャンセルについて
造花盆栽のお貸出しはご注文時に代金を頂きます。キャンセルの場合ご注文時に頂いた代金の返金は致しておりませんのでご了承ください。
受付花・コサージュ等のご用命も承ります
式典の受付に飾る卓上装花や受賞される方のコサージュなどのご注文も承ります。演台花ご発注の際に合わせてご連絡ください。
演台花を発注するには
ステージの大きさや演台の大きさ、花台の高さなどを予めお伝えください
メインで使いたいお花の希望がある場合、お花の種類をお伝えください
受付花・コサージュなどのお花が必要かどうかをお伝えください
当日出入りが許されるお時間をお伝えください
式典が終了する時間と回収の時間のご指定があればお伝えください
発注はお電話による発注が便利です