青色の色素をもつ胡蝶蘭ブルージーンが世界で初めて誕生しました。本来胡蝶蘭には青色の色素がなく、このような胡蝶蘭の誕生は「夢の胡蝶蘭の誕生」ともいえるべきことです。正花園でも生産元である石原産業さんとの交渉の末、一般販売を開始。一部の地域を除く全国のお客様にこの青色胡蝶蘭ブルージーンを正花園を通じてお楽しみいただけるようになりました。今回は青色胡蝶蘭ブルージーンの魅力や誕生にまつわる内容を特集します。
世界初の青色胡蝶蘭(ブルージーン)が誕生
なんと言ってもこの胡蝶蘭の魅力は「世界で初めて誕生した青色の色素を持つ胡蝶蘭」であること。2005年から開発に着手し、10年以上の長い年月をかけて青色の胡蝶蘭が生み出されました。
この奇跡の胡蝶蘭は「ブルージーン(Blue Gene)」と名付けられ、今後「青色の胡蝶蘭」として皆様に世界初の魅力を伝え続けることでしょう。
青色胡蝶蘭ブルージーンの開発は石原産業株式会社
青色胡蝶蘭(ブルージーン)の開発は石原産業株式会社(本社:大阪市)によって行われました。石原産業は化学メーカーでもあり、農薬やペット医薬品、酸化チタン製品などの研究開発、販売を行う企業です。
One & Only 世界初の特別を贈ろう
石原産業株式会社資料より抜粋
祝福や感謝の想いを込めるからこそ、
世界に一人の大切な相手、記念すべき一日だからこそ、
贈りたいのは特別な花。
「Blue Gene®」は、世界で初めて天然の青色を叶えたコチョウラン。
「これまでなかった青いコチョウランの品種を創りたい」と
15年以上にわたって研究開発を重ね、
石原産業の情熱とバイオ技術の結晶として、ついに夢を実現しました。
その美しさと、「奇跡のめぐり逢い」という花言葉、
世界唯一であり栽培数が限られている希少性が大きな魅力。
植物が生まれ持つ気高い青色は、
自然な風合いを長く楽しんだその先も、
新たな開花とともに繰り返しよみがえります。
「Blue Gene®」の唯一無二の価値と本物の品格、
いつまでも色褪せることなく記憶に残る感動を、大切なあの方へ。
石原産業株式会社
青色胡蝶蘭(ブルージーン)の花言葉は「奇跡のめぐり逢い」
開発物語の中にもありましたが、青色胡蝶蘭(ブルージーン)の花言葉は「奇跡のめぐり逢い」。遺伝子組み換えの技術が時代と共に進化する中であっても、青色遺伝子の相性が良いもの同士を見つけるのはたやすいことではありません。自然界には青色の色素を持つ花は限られており、この少ない遺伝子が胡蝶蘭と相性が合うということはまさに「奇跡」と言えるのです。
ツユクサは日本でよくみられる「雑草」
青色胡蝶蘭の青色遺伝子の元になったツユクサですが、日本では夏頃になると道端によく咲いている雑草(失礼ですが…)です。蛍草などと呼ばれることもあります。
このいわゆる「雑草」から世界初の胡蝶蘭が誕生することになるということも、なんともドラマスティックな話です。
正花園でも青色胡蝶蘭ブルージーンの一般販売を開始致します
2023年4月より、青色胡蝶蘭ブルージーンの一般販売を開始致しました。正花園オンラインショップ上でブルージーンの購入が可能です。
正花園は青色胡蝶蘭(ブルージーン)販売店です
2023年3月現在、石原産業さんから認可を受けた青色胡蝶蘭ブルージーンの販売店となります。一人でも多くのお客様にこの青色をお届けするために販売管理、販売品質の向上に努めてまいります。
ジャパンフラワーセレクション「フラワーオブザイヤー2022-2023」受賞作品
「フラワーオブザイヤー」とは日本で唯一の統一的な花きの新品種認定事業のジャパンフラワーセレクションによる公正な立場での審査の結果、毎年市場に導入される花きの新品種のなかから、鉢物、切花、ガーデニングそれぞれの部門で、消費者へ最も自信をもって推奨できる新品種に授与される賞のこと。
青色胡蝶蘭ブルージーンは世界で初めて誕生した青色の胡蝶蘭品種で2022-2023年のフラワーオブザイヤーに輝いた品種です。
青色胡蝶蘭ブルージーン販売に関する注意点
ブルージーンは予約販売限定とさせていただきます
青色胡蝶蘭ブルージーンはまだ世の中に多く出回っておりません。需要と供給が追いついておらず、弊社では商品が店頭に並ぶことを現段階では想定しておりません。当面の間、当店での青色胡蝶蘭ブルージーンの販売は予約限定とさせていただきます。どうぞご了承ください。
なお、ご予約は正花園オンラインショップ、正花園本店店頭、正花園へのお電話にて受け付けております。
商品のお届けに2週間程度かかります
青色胡蝶蘭ブルージーンをご予約いただいた場合、お届け予定日の指定は発注確定日より2週間以降をご指定下さいますようお願い致します。生産元である石原産業からの商品到着が確認できた地点でご予約いただいたお客様にご連絡を差し上げております。
植物という観点から、商品到着後、1週間以内にお届けを原則としております。ご連絡があった日から1週間以内をご指定頂くようお願いしております。
ブルージーンをお届けできない地域がございます
青色胡蝶蘭ブルージーンは遺伝子組み換えによるこの世の中にはこれまでになかった胡蝶蘭。ブルージーンの栽培や販売においては石原産業が国から許可を取得しています。
ほとんどの地方自治体の遺伝子組み換え作物の条例等の対象外になることを確認しております。しかしながら地域の条例等により一部の地域で、ブルージーンをお持ちの方自身が首長による栽培の許可を取得する必要があるなどのご不便をおかけすることになります。
このようなご不便を踏まえ、開発元から該当地域へのお届けを控える要請があることから、正花園でも上記地域へのお届けは行っておりません。なお、条例について変更があり次第、当ウェブサイトでも情報を更新させていただきます。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
培養は禁止されています
青色胡蝶蘭ブルージーンは遺伝子組み換えによる胡蝶蘭です。営利目的、非営利目的にかかわらず増殖、交雑、海外への持ち出しはできません。日本の素晴らしい農業発展のためにもぜひご理解いただくようお願い申し上げます。
ブルージーンで現在登録中の内容
・遺伝子組み換え花きです(OECD UI:ISK-311NR-4)
・品種名:311NR 品種登録出願中(第35624号)
・国内特許番号:第5548757号
日本を含め17か国で特許を取得しています。
青色胡蝶蘭ブルージーンの特徴
世界で初めての胡蝶蘭ゆえに、青色胡蝶蘭ブルージーンは通常我々が販売している胡蝶蘭と品質が異なる場合がございます。決して品質が悪いわけではなく、ブルージーンの特性となります。以下記載いたしますので、内容を了承いただきご予約をお願い致します。
青色胡蝶蘭ブルージーンは中輪咲きの胡蝶蘭です
ブルージーンは中輪咲き品種の胡蝶蘭です。通常の大輪型胡蝶蘭と比べて花の大きさは小さく、花径が大きなもので5cmとなります。花付きは良好で、一つの株で15輪以上のお花が咲いています。
正花園で「ミニ胡蝶蘭」と呼ばれて販売されている胡蝶蘭、アマビリスくらいの花の大きさを想像していただければブルージーンの花の大きさのイメージがしやすいと思います。
花弁の裏側やつぼみも素敵なブルー
ブルージーンの花のブルーだけでなく、蕾や花弁の裏側にもブルーの世界が広がります。ここにしかない夢の花の隅々までお楽しみいただければと思います。
花向きが不揃いの場合もございます
正花園プレミアム胡蝶蘭ではありません。開花した花の向きが多少不揃いのものもございます。また、背割れなど開花輪同士の隙間はあるとお考え下さい。
咲き方などもブルージーン特有の性質によるものであり、品質に影響があるものではないこともご承知おきください。
画像は輪間が分かりやすいように上から撮影していますが、極端に花の向きが不揃いになるというわけではなく、数輪が横向きに咲いたりしていることがあるとご理解ください。
葉は柔らかく薄い緑色をしています
色付き胡蝶蘭によくみられる現象ですが、葉の揃いに規則性がないことが特徴です。また葉は柔らかく、下向きに垂れ下がる場合もございます。また葉の緑色が観賞中に若干薄くなることがありますが、これらはブルージーンの特性ですので生育には影響がありません。
青色胡蝶蘭ブルージーンの管理方法(長く楽しむために)
ブルージーンの管理方法は石原産業ブルージーンホームページより許可を頂き抜粋しております。
置き場所
適度な日当たりと風通しがポイント
コチョウランの原産地は、東南アジアなどの熱帯或いは亜熱帯地域です。そのため、温暖で湿潤な環境を好みます。また、森の中の別の樹の上で育つランですので、日陰の風通しの良い環境を好み、また、根に常に十分に水がある必要はありません。生育適温は20~30℃で、15℃以下或いは35℃以上に長期間さらされると障害を受ける可能性があります。湿度は60~80%が生育には望ましく、40%以下では障害を受ける可能性があります。生育に最適な光は5,000~40,000 lx(晴天時の木陰や曇天日中の明るさ)で、強光は葉焼けの原因となります。
これらの条件から、購入いただいたBlue Geneは、直射日光を避け、日当たりと風通しの良い場所に置いてください。
春・秋・冬なら、午前中に日光を浴びられるような窓際に置くようにします。地域によっては、冬の夜間は窓辺の温度が下がりやすいので、窓際から離すことが必要です。
夏は日差しが強くなるので、窓際のレースカーテン越しの日光に当てることをおすすめします。
また、コチョウランは乾燥が苦手なので室内では冷暖房の風が直接当たらないようにしてください。
水やり
与えすぎは禁物
3本立ての場合には、鉢の中に、それぞれ個別にビニールポットに植えられた3株のBlue Geneが寄せ植えされています。ラッピングを外し、浴室、流し台或いはベランダなどの排水のできる場所で、鉢の上の装飾用ココヤシファイバーを取り除き、鉢内のコチョウランのポットの位置を確認し、根回りに十分量の水を与えます。
水やりの間隔は、冬季は10日に1度、それ以外の季節は1週間に1度程度です。受け皿に水が溜まっていたら捨てましょう。コチョウランは、たまに根が乾くことが必要で、根の部分への水のやりすぎは根腐れの原因になります。
逆に、冬場の乾燥した時期には、霧吹きで葉に水分を吹きかける「葉みず」で植物の乾燥を防ぐことができます。
廃棄
廃棄の際は分別した後、一般ごみとして廃棄をお願い致します。